
気が重くてなかなか取りかかれない事って、わからないが多い。
どのくらい時間がかかるかわからない
15分で終わるか、1時間で終わるか。わかってると、それに合わせて身構えられる。必要な時間がわからないと必要時間と備えがズレる。
5分で終わる事に1時間分の気合いを入れてしまって拍子抜けする。
1時間かかる事に10分の気合いで挑んで嫌になる。
どのくらい時間がかかるのか。
わかっていると、準備ができて楽なのだ。
どの順番でやるかがわからない
頭は同時に複数の事柄を理解できる。
でも、体は一度に1つの事しかできない。
どの順番でやればいいのか。
わかっていると、今すべきことに集中できる。
自分にとってどんな価値があるかわからない
「やってしまえばいいことあるよ!」なんてふわっとした言葉では、自分を奮い立たせることなどできない。
世の中の人は、「片付けたら部屋がキレイになるよ!」とか「来週〆切の提出書類、今日からやれば早く終わるよ!」なんていうので動けるんだそう。
それでは動けない人がたくさんいる。
部屋がキレイになる……だから何?
提出書類が早く終る……だから何?
自分にとってどんな価値があるのかがわからない。
部屋がキレイになったら、自分はどうなる?どんな感情を抱く?
提出書類が早く終わったら、自分はどうなる?どんな感情を抱く?
部屋をキレイにできたことがないからわからない。
提出書類を早くに終わらせたことなんてないからわからない。
なぜ片付けるの?なぜ先取りで行動するの?
想像すらできないから、価値もわからない。
実体験のデータがないから、ついつい小難しく考えちゃう。
自分にとってどんな価値があるのか。
わかっていると、すぐ動ける。
わからないがわかるに変わると
夕飯を食べ終えて時計を見ると22:30。
洗い物を始めようとしてもどうにもこうにも体は重い。
嫌だな、と感じる。
めんどくさいな。と思う。
でも、やればすぐ終わるよとも考える。
そんな時[15分で終わる]とわかっていれば、22:45のわたしをイメージできる。
洗い物が終わる。最後の家事が終わる。今日1日の締めくくり。主婦業、閉店ガラガラ。さようなら。
今始めたら、22:45のわたしは家事から解放された喜びを感じられる。やるべきことをすべて終わらせて、それでもまだ寝るまでに時間が余っている。「おまけ時間」が手に入る。
[15分で終わる]イメージを思い描けると、やらずにダラダラしたわたしの末路もイメージできる。
洗い物めんどくさいな。もうちょっと後にしよう。先延ばしにする。でも、頭の片隅には洗い物しなくちゃが残ってる。嫌だな。目の前のスマホに没頭してみる。洗い物のこと忘れる。もういいかげん、寝ようかな。立ち上がる。キッチンにある洗い物が目に入る。もう無理。明日やろう。
朝、気持ちよく起きれたのに、キッチンに行ったら洗い物の山。1日がマイナスから始まる。うんざりだ。
どっちの未来も自由に選べる。
必要な時間を計測するのは簡単だ。
簡単なことから終わらせよう。
「やればすぐ終わる」の「すぐ」って何分?
コメント