時間割つくってますか?というアンケートを行いました
手帳好きな皆さん。
時間割ってつくってますか?#手帳#時間管理#タイムマネジメント— オオノ🐾ライフオーガナイザー® (@miico_lp) April 12, 2021
「つくってない」が58.3%で最多、次に「時間割?」25%、最後が「つくっている」16.7%となりました。
ご回答いただいた皆さんありがとうございました!!
手帳や時間術に興味がない方だと「時間割?」が増えそうですね。
時間割って何?
時間割(じかんわり)とは、一日の授業や作業を時間区分に割りふること、またそれを表にしたもの、タイムテーブルという。 ――三省堂新例解国語辞典「時間割」の項
学校の時間割ってありますよね。
月曜の1時間目:国語
月曜の2時間目:算数
時間を分けて、授業科目を割り当てる。
同じように、1日を時間帯で分けて、やること(タスク)を割り当てることを「時間割をつくる」と言っています。
時間とタスクを組み合わせる
時間とタスクの組み合わせがうまくいくと、ストレスなく動けます。
時間とタスクの組み合わせがまずいと、ストレスだらけで動けなくなります。
オオノの例ですが、一部紹介します。
うまくいった例
- 朝に家事をする
→習慣化されるので、やる気がなくても体が動く - 午前に先延ばししたくなるようなタスクをする
→午前は意志力・体力ともにMAXの時間帯。心理的負荷の高いタスクをこのタイミングでできないなら、他の時間帯でもできない。 - 金曜午後のヨガ
→平日と休日の区切りになる
まずかった例
- 深夜(寝る前)に考え事や激しい運動をする
→眠れない、睡眠の質が低下する - 昼に(食事抜きで)仕事
→生体リズムが崩れる、時間を無視するようになる、行動の切り替えが難しくなる - 朝にSNS
→多種多様な情報に触れることでドーパミンが出まくり、集中力と生産性が低下する
時間割をつくるメリット3つ
1.「いつやるか」が限定される
先延ばししてしまう理由の1つは、1日24時間全部を使えるという勘違いではないでしょうか。
「まだ大丈夫」「まだ間に合う」
生活の面倒を誰かが代わりに全部やってくれるのでしたら、17~18時間は使えるかもしれませんが、そうでないなら使える時間はもっともっと少ないです。
時間割をつくって、タスクを割り当てるという生活をしていると、時間とタスクのベストな組み合わせは限られていることに気付きます。
こうすることで、「このタイミングでやるしかない」という限定感や「このタイミングを逃したら、また明日同じことの繰り返しになる」という忌避感が行動を後押ししてくれます。
2.「いつやるか」が視覚的にわかる
金曜の深夜にはタモリ倶楽部を見るので、洗い物は金曜の夜に行う。というのが視覚的にわかります。

タモリ倶楽部が始まる前に、洗い物を終わらせて、あとは寝るだけにしちゃいなよ。
と言われても、

え、なんで?
まったくピンときませんが、時間割を見ればわかります。
「見たらわかる」タイプなので😃
3.行動の切り替えが楽になる
時間とタスクの組み合わせがうまくいくと、ストレスなく動けます。
このうまくいった体験があると、行動の切り替えが楽になっていきます。
発達障害特性があると、
○時になったから〇〇しよう
が難しいんですね。
どこが難しいかというと、
○時になったから(今やってることは終わりにして)〇〇しよう
次のタスクを始めることよりも、今やってることを終わりにするのが難しいんですね。
行動の切り替えは、「今やめる意味」「今始める意味」がわからないと難しくなります。
自分にとっての時間とタスクのベストな組み合わせがわかると、「○時になったから〇〇しよう」で楽に動けるようになります。
と、ここまでいいことばかりを書いてきました。
メリットがあればデメリットも当然あります。
時間割をつくるデメリット2つ
1.効果が出るまでに時間がかかる
1日の流れと1週間の流れをつかめた後は楽です。
ですが、効果を実感できるまでに「時差がある」というのがデメリットです。
じわじわ効いてくる、遅効性のお薬みたいなもんなんですね。
うまくいかないという答えはすぐに出ますが、うまくいくという答えが返ってくるには時間がかかります。
最低でも1週間、できれば2週間は試してほしいところです。
2.客観性が必要
手帳タイムなどの「振り返り」をする歳に、
- なにが問題だったか
を色んな角度で考えることが必要になります。
計画したことができなかった原因と対策を見つけるには、客観性と分析力が必要です。
客観性と分析力がないと、行動できなかった理由を「自分」にしてしまいやすいです。
- 真剣味が足りない
- だらしがない
- 意志薄弱
全部違います。
時間とタスクの組み合わせがまずいと、できることもできなくなります。
「時間とタスクの組み合わせ」を変えるだけで、スムーズにできるようになるなんてこともたくさんあります。
ちなみに余談ですが、行動できない理由は次の3つ。
- やる気に依存している
→やる気は出る日もあれば、出ない日もあるので、行動の合図にはふさわしくない - 時間とタスクの組み合わせがまずい
→別の時間ならできる - 時間に対してタスクが多すぎる
→スムーズに余裕を持って動けるタスクはとても少ない
→タスクを減らせない場合はルーティン化し、脳の負担を減らす
というようなことを、ゆっくり考察する時間が最初のうちはたくさん必要になります。
そんなデメリットを踏まえつつも、認知特性が「〇〇優位」な人には時間割をオススメします!
時間割をオススメしたい人
時間割を作ったほうがいいですよ!とオススメしたいのは、
時間の使い方を変えたい+「見たらわかる」タイプの人!!
つまり、認知特性が「視覚優位」な人!!
ToDoリストがしっくりこない、とか、数字が嫌いとか。学生時代、図形の問題は案外できたという方。
それから1週間全体を俯瞰できるので、「全体から部分へ」という方向性で考えることが得意な「同時処理系」の人などは、簡単に時間の使い方を変えられるようになるのでオススメです。
参考図書
このような方にオススメです。
- 時間の見積もりができない
- いつも時間に追われている
- やるべきことを先延ばししてしまう
- 好きなことをやる時間を増やしたい
- 時間の使い方を変えたい

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