ども!オオノです。
先日こんなTweetしました。
「時間と時刻は違う」って、ほんと、その通り。
2つを分ける癖をつけてから生きやすくなった。#汚部屋#捨てられない#片付けられない#ライフオーガナイズ#ライフオーガナイザー#発達障害グレーゾーン#ADHD
— ライフオーガナイザー®オオノ🐾かたづけーる.com (@miico_lp) August 28, 2020
そうなんですよ。
オオノ、以前は時刻と時間がごちゃまぜになってたんですよ。
ADHDタイプですから(?)遅刻がデフォ。
遅刻だー!急げー!と、いつも猛ダッシュで家を出ていました。
といっても、年令を重ねるごとに遅刻に慣れ……慌てることがなくなっていきましたが……💦
そんな遅刻に慣れきって麻痺してしまうほどだったオオノが、時間で動けるようになったのは、ADHDタイプな自分のできなさを1つ1つ分解し、解決してきたからだと思います。
できなかったこと
- 逆算しての行動
- 時間の見積もり
- 必要な行動に集中

それぞれどんな失敗をするかというと
- 逆算しての行動
→18:00、家を出ると決める
→18:10、慌てて家を飛び出す - 時間の見積もり
→出かける用意20分と見積もる
→実際は、40分かかる - 必要な行動に集中
→出かける用意をしてる間に、他のことを始めてしまう
→遅刻
やってきたこと
ADHDを知るまで
遅刻しないようにがんばってました。
他のことをやる誘惑に負けないようにギリギリで動いていました。
出かける用意を始めたら、出かけるまでノンストップ。「とにかく急げ!遅れるぞ!」と追い立てる。
事前に用意をしても、その時になると気が変わるから無駄だと、すべてを出かける直前に決めていました。
着ていく服を選ぶのにいつもバタバタして、時間に余裕がないから、迷ったけど選ばなかった服はベッドの上に放り投げてました。
服が決まったら、バッグを用意して、中身を入れ替えて、忘れ物ないかチェックするんだけど、家を出なきゃいけない時間はとっくに過ぎてるから、焦っちゃってハンカチを忘れる。(忘れたことに気付いて買う)
ADHDを知ってからは
がんばっても、遅刻はなおらないんだとわかりました。
遅刻しない人って、出かけることを忘れないんだ。
出かける用意をしてる時に、他のことを始めないんだ。と、驚きました。
自分の脳のクセに合わせたやり方をすること。
自力でなんとかしようとせず、アラームをセットする、家族に伝える等、道具や他人に頼るようになりました。
大前提:時刻と時間を分ける
時刻は点です。
例えば、15:00とか18:00
といった時点のこと。
時間は線です。
時刻と時刻を結ぶ線。
15:00🕒から18:00🕕までなら
3時間。
時刻とは時の流れの「一点」をいい、
時間とは時の流れの「長さや幅」をいう。
時刻と時間は違う。
時刻は写真のように、瞬間を切り取ったもの。
時間は動画のように、動きが続いていくもの。
時間通りに動けないとは?
「時間通りに動けない」と悩んでいましたが、実際は時刻と時間それぞれに別の問題がありました。
時刻の場合
時刻の場合は、決めた時刻に決めた行動ができないという問題がありました。
数分程度の誤差なら、問題にはならないでしょう。
たまに起こるくらいなら、問題にならないでしょう。
でも、遅刻してしまうほど誤差が出る、大事な約束にも遅刻する。それを何度も繰り返す。
気をつけようと心がけるだけで、何の対処もしないのは問題です。
時間の場合
時間の場合は、見積もりができないという問題がありました。
例えばこのようなケースです。
なぜこのようなことが起こるかというと、その時の気分で行動を変えてしまうからです。
時間を見積もった時の行動と実際の行動が違ったら、見積もりする意味がない。
時間を見積もって動くなら、いつも同じ順番で行動する必要がある。
ということに気付いてませんでした。
間に合えばいい!では時間感覚は身につかない
こうやって1つ1つ分解してみると、「遅刻してしまう」や「締め切り間際になって慌てる」という問題の裏にはいろいろな課題が隠れていました。
「遅刻しないようにする」「締め切りを守る」のは目指す結果であって、克服する課題ではなかったんですね。
ただ単に「間に合わせよう!」とするだけでは、何の問題解決にもなりません。
時間通りに動けるとは
時間通りに動ける人は、
18:00に家を出ると決めた場合
18:00には玄関ドアを開けて、家を出ています。決めた時刻に決めた行動ができます。
18:00だ!やばい!家を出る時間だ!と慌てたりしません。
18:00に玄関ドアを開けて家を出るためには、18:00より前に家を出ようと動き始める必要がある。ってことがわかってるんです。
こうやって書くと自分でも「何を当たり前のことを言ってるんだ」と思うのですが……。
時間通りに動けなかった頃の私は、2つの時刻しか頭にありませんでした。
- 出かける準備を始める時刻→17:20
- 家を出る時刻→18:00
17:20から18:00までの間にやる行動がいつもバラバラでした。
メイクから始める日もあれば、着替えから始める日もある。
その時々で行動の内容も順番も全部バラバラ。
さらに、気になる事を追加したり……。
こんなんじゃ、時間の見積もりできるわけがない!
今は、行動を固定し、時間を見積もれるようにしています。
- ヘアメイク:25分
- 着替え:5分
- バッグ等、持ち物の最終チェック:10分
- 家を出る
行動を固定し時間が見積もれるようになると、時刻と組み合わせられるので時間通りに動けます
- 17:20ヘアメイク
25分
- 17:45着替え
5分
- 17:50持ち物等の最終チェック
10分
- 18:00家を出る
外出する時刻が変わっても、行動にかかる時間は変わりません。
- 8:50ヘアメイク
25分
- 9:15着替え
5分
- 9:20持ち物等の最終チェック
10分
- 9:30家を出る
時間の見積りができるとは「何をするのに何分かかるのかがわかる」ということ。
そのためには次の3つがポイントです。
- やることを固定する
- 時間を計測する
- その時の気分でやる事や順番を変えない
他にも「現在時刻と同期することを忘れない」とか色々あるのですが、それはまた別の記事で書こうと思います!
最後までお読みくださりありがとうございました!
では、また。(^-^)/
オオノでした。
このような方にオススメです。
- 時間の見積もりができない
- いつも時間に追われている
- やるべきことを先延ばししてしまう
- 好きなことをやる時間を増やしたい
- 時間の使い方を変えたい
