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現実世界の歩き方:基本クソゲー

現実がつらくて生きるのがしんどくて、ここではないどこかに行きたい。

そんな思いを40代半ばまで抱いていました。40代半ばって最近なんですけどね!(笑)

ども!オオノです。

自己肯定感が低くて生きるのがつらい。

なんて言ってたし、思ってたけど、後から思えば「このクソみたいな世界で生きていかなきゃいけないの?なんで?」という現実世界を否定する気持ちのほうが強かったかもしれません。。

現実肯定感が低いとでも言いましょうか。

現実ってわかりづらいですよねぇ。親や先生が教えてくれたことも、自分には当てはまらなくて使えなかったし。

何をどうしたらうまくいくのかがわからないから、クソつまらない現実がさらにクソつまらくなる。それでも生きていくのに夢想の世界に逃避していた。そんな夢想少女でした。

それが、片付けという理想と現実のギャップに向き合い続ける行為にハマったんだから。

現実世界ってほんと想像を超えていくよね。

というわけで。

Facebookでいただいたリクエストへのアンサーとして。
ちと中身はズレるかもだけど、現実逃避しまくってた私がいま「現実世界」について思っていることや考えていることを書いていこうと思います。

レベル1で魔王と戦うイベントが起こります

現実世界は、基本クソゲーです。

ゲームでは、プレイに必要な知識や技術を教えてくれるチュートリアルから始まります。

「HPやMPパラメータの見方」「何をすると報酬や経験値を得られるか」「クエストクリアするために集めるモノやすべきこと」「敵の見分け方」などなどを懇切丁寧に教えてくれます。

何をすべきか、という使命(ミッション)も与えられます。

ところが現実世界では、レベル1で激強の魔王と戦うイベントが起こります。

ゲームデザインとしてありえませんが、これが現実です。

ここで怒っていてはいけません。

自分のことがわかりません

ゲームでは数字で表示されるレベルやHP・MPですが、現実世界では何も表示されません。

簡単に倒せるだろうと思った格下の敵に、こてんぱんに打ちのめされることがあります。

ゲームだったら、いま自分のレベルは38で戦った敵は推奨レベル40ですよと明示されます。なので、負けた理由がわかります。レベルを上げてから再挑戦しよう!とすぐに方針を変えられます。

なぜ負けたのかの理由がすぐわかるのがゲーム。

なぜ負けたのかの理由を探すのが現実世界です。

自分のレベルと敵のレベルは釣り合っていたのだろうか。
HPとMPが切れてはいなかっただろうか。
戦い方は合っていたのだろうか。

というか、戦った敵は本当に最弱モンスター・スライムだったんだろうか?実は最強の敵・魔王だったのではないだろうか。

そう。

敵のこともわかりません

自分は魔法使い。炎系の魔法が大の得意!バンバン打つぜ!🔥🔥🔥

そう意気込んでも、敵が魔法を無効化するメタルスライムではなんの効果も出ません。

がんばって魔法を詠唱しても、どんなに高難度な魔法を覚えても、メタルスライムには何の意味もありません。魔法を無効化するのですから、魔法は効かないのです。

これを「報われない努力」と言います。

現実を受け入れるというのは「メタルスライムには魔法が効かない」という現象を認識することです。

ところが「メタルスライムには魔法が効かない」ということを「お前の魔法はクソだ」と勘違いしてしまうことが、現実世界ではよく起こります。

「メタルスライムには魔法が効かない」ということさえも、よーく観察しないとわからないからです。

起きている現象を観察した人は「(メタルスライムに魔法が効いてないという)現実を受け入れようよ」と言います。

ところが、起きている現象を観察しない人は、「現実を受け入れよう」という言葉の意味を、「お前の魔法はクソだと認めろ」と言われてると勘違いしがちです。

そして、ますます魔法の鍛錬に励み、「報われない努力」を続けます。

繰り返しになりますが、現実を受け入れるというのは、起きている現象を認識すること。ただそれだけです。

現実は誰のことも馬鹿にしません。ただクソゲーなだけなのです。

仲間ができるかはあなた次第です

ゲームではあっさりと仲間ができて、一緒に行動します。どう動くかは主人公に任されます。

現実世界では、まず仲間を作るところからが一大イベンドです。さらに、どう動くかで揉めます。ひとりひとりが自分の人生の主人公であり、他人の人生の脇役だからです。

仲間とうまくやっていくには?の答えが見つからないまま一生を終える人もたくさんいます。

 

この項の記述が少ないあたりは、お察しください……。

現実世界とは

ワクワクするイベント。報酬や経験値が必ずもらえるクエスト。本筋がしっかりある徐々に盛り上がるストーリー。

これらを楽しむのがゲームだとしたら、現実世界は真逆です。

イライラするイベント。タダ働きどころか損さえするクエスト。分岐が多くわかりづらい単調なストーリー。

このクソなゲームの中でどう生きていくかを自分で選んでいくのが現実世界です。

現実世界の遊び方

  1. 「なんだこのクソゲー」と悪態をつきながらも、状況を把握する
  2. 目的に適う「今できること」を見つける
  3. 「今できること」(レベル上げやアイテム探し、仲間探し)を楽しむ

現実世界の好きなところ

現実世界の悪口ばっかり書きましたが、個人的に好きなポイントもたくさんあります。

  1. 良くも悪くも想像以上の出来事が起こる!
  2. 触れる・香る・食べられるなどなど、五感を満たしてくれる
  3. 猫が可愛い
  4. びっくりするような絶景がたくさんある!
  5. 自分でルートを選べる(エンジョイルート、覇者ルート、闇落ちルートなどなど)

他にも「助けてくれる人たちがいる」とか、「お笑い番組最高!」とか。クソなことと同じくらい書ききれないほど素敵なこと好きなことたくさんあります。

んで。

こうして現実世界の好きなことに目を向け続けてると、どんどん好きになっていきます。

この世界に生まれてラッキー♪って思えるようになってくるんです。

好きに目を向けると好きが集まる。

このシンプルな法則があるところも現実世界の魅力の1つです。

最後に

理想と現実にギャップがあればあるほど、「理想と比べて現実は……」と現実をディスりたくなると思います。

でも、理想が実現したら最終回です。

「海賊王に俺はなる!」と冒険に出た主人公が海賊王になったら物語は終了です。最終回です。

もし苦労も出会いもないなら、成長も感動もありません。

部屋の片付けがなかなか進まない。片付いた部屋に住みたいのに!と、思うようにならない現実をディスりたくなったら、こう考えてください。

あ、今、主人公に試練の時がやってきてる!よーし、物語はここからだ!!

と。

 

冒険の途中で魔女の元を訪ねるのも、物語の定番ですね😆

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では、また。

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