感想「[図解]思わず「そうじ」がしたくなる本」

こんにちは。さいたまのライフオーガナイザー・オオノミエコです。

ライフオーガナイザーになって片づけ本を読むようになり、何十冊と読んで、最近やっと気づきました。

整理・収納・掃除関係の本はノウハウよりも、生き方や人生・家族愛などの人間模様が書かれているものが好きです。

というわけで、いろんな業界の人が「そうじ」について語る 思わず「そうじ」がしたくなる本 を読んでみました。

「そうじ」と書いてありますが、整理についても語られてます。

 

掃除ができないというより、整理ができない人は、なんでも自分ひとりでしょい込んでる。感情の整理も苦手だと思うんだ。
起きてしまった事態に対し、自分で適当な理由をつけてどうにか丸め込んで……という柔軟な対応もできないんじゃないかな。
だから逆説的だけど、部屋をきれいにしたら、頭のモヤモヤもスッキリするような効果があるのかもしれないね。

作家の鈴木光司さんのこの言葉、特に「なんでも自分ひとりでしょい込んで」の部分は、思い当たる節が多すぎて、耳が痛いレベルを超え胸にグサッと突き刺さりました。

次はこちら。

臨済宗妙心寺派龍源寺住職の松原哲明さん。

禅宗の教えでいえば、汚れていなくても毎日掃除をするというのは、心をきれいにするためなんです。心を浄化していく作業が禅の修行です。
(略)
本当にやらなきゃいけないのは、物の掃除ではなく、心の掃除なんですよ。心の汚れを取り去る。それが禅宗の掃除です。究極のところ、心の掃除ができれば、ほかの掃除もできるはずだということです。

確かに。

 

この程度のことすぐできる。
やる気になればちゃちゃっとやっちゃえる。

今の自分を無視した理想や思い込みが、私の心の汚れでした。

「この程度」と思って軽んじていることすらできない。
待っていてもやる気は出ない。

今の自分を嘘偽りなく見ることができたからこそ、汚部屋卒業の第一歩を踏み出せたのだと思います。

最後に紹介するのは生活評論家の沖幸子さん。

プロとして一番大事なことは、「人の目から見てきれい」にすること。きれいになったと自己満足するのではなく、常に客観的な掃除を心がけることです。これは来客前の掃除のときなど、一般の方にも役に立つ心得だと思います。

掃除についてアドバイスを求められたとき、私がいつも言うのは、「そこそこきれいを目指しましょう」。完璧にきれいにする必要はないし、普通はそんな時間もないでしょう。 もちろん「汚れはすぐ取る」習慣は大切。

この2つのアドバイスも「うんうん」とうなずくばかりですが、沖さんがドイツで住んでいたアパートの大家さんに言われた言葉がスゴイ!!

ガツンときました。

「掃除は好きでも嫌いでもいいから、上手になること」

うわああああ。

ですね、ですね、そうですね。

掃除って生きていく上でのお仕事ですもんね。
好きとか嫌いとか、そういう甘ったるい感情はどうでもいいんですよね297961

掃除上手を目指します!!

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旧ブログで公開した記事を再掲しました。

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