そうだ、私、読んでるだけで片づけたくなるようなブログを書きたい!って思ってたんだった。
初心を蘇らせてくれたのは、この本。
大庭十萬里(おおば とまり)、片づけ屋。
ブログが出版社の目に留まったのがきっかけで『あなたの片づけ手伝います』を出版した五十代の女性。
「捨てる!」技術や断捨離やこんまりと比べると売上はいまいち(笑)
<片づけられない度>重症の捨てられない、片づけられない住人のもとへ片づけ指導に行く。
いやぁ、おもしろかったです。
汚部屋の描写や汚部屋住人のキャラ設定が、
あるあるw
いるいる。てかこれ私のことだー!
の、オンパレード。
同業者として、
十萬里の言動に「ふむふむ」とメモったり、
汚部屋に黒い服で行くなんて!
本人以外の依頼を受けるなんて!
と、小説なのについ本気でツッコミしちゃいましたw
ケース1 精算 はアラサーOLの話。
ケース2 木魚堂 は妻に先立たれた老人の話。
ケース3 豪商の館 は、地方で立派な屋敷にひとりで暮らす本家の老女の話。
この話の中に、食品庫の物を読み上げるシーンがあります。
「ラップが大小それぞれ七本ずつですね。それとアルミホイルが一、二、三……全部で八本」
「それと……サラダ油が五本、胡麻油が二本、花瓶が五個、日本酒の一升瓶が三本、味醂が二本、干し椎茸が三袋、高野豆腐が五箱、上白糖が三袋、三温糖が二袋、ザラメが一袋、塩が二袋、ホットケーキミックスが三箱、豆板醤が二瓶、マヨネーズとケチャップが三本ずつ――
長すぎて引用しきれません!
旧約聖書の創世記っぽくて気が遠くなりましたw
そんでもってカミングアウトしますと、我が家には今マヨネーズが3本あります。
か、か、開封済みのもいれると4本あります。
よんほん!?
ええ、うっかり買ってしまいました特売品を。
これ読んで反省しました。マヨネーズのストックは2本までを厳守したいと思います。はい。
そして最後の ケース4 きれいすぎる部屋 では無気力な汚部屋主婦・麻実子が登場します。
予備知識まったくなしで読み始めたもんで、ノーガードでした。
ガツンとぶちこまれて、号泣してしまいました。
ここで出てくる長女の沙耶加ちゃんが私のポジションです。
ずっと抱えていた母に対してのわだかまりがとけました。
(おまけに、大泣きしたもんだから鼻づまりもなおっちゃったw)
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片づけというと、
未練を断ち切って、明るく前向きに生きていこう!
というイメージを持ってしまい、プレッシャーから逃げたくて片づけからも逃げている。
そんな人がたくさんいると思います。
乗り越えなくてもいいよ。
成長しなくてもいいよ。
このまんまでもいいんだよ。
自分自身にそう言えるようになるのも片づけです。
テレビの片づけ特集を100回見るより、この本1冊読むことをおすすめします。
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ここまで読んでくれてありがとう♪
さいたま市在住ライフオーガナイザー(うさ脳タイプ) オオノミエコでした。
旧ブログで公開した記事を再掲しました。
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