テレビや雑誌で有名な近藤典子さん。
テンションの高さに苦手意識を持つ方もいらっしゃるかもしれません。
他の著作を読んでいないので比較できませんが、この本は落ち着いた雰囲気。
収納テクニック等の記述はなく、近藤さん自身のエピソードとお客さんのエピソードが書かれてます。
何度か、片づけなんかしなくたっていい、という言葉が出てきます。
今まで持っていたイメージと違うので驚き。
テレビや雑誌では時間やページが限られ、一番受けのいい部分だけ求められているのかなと改めて感じました。
ほろっと泣いてしまったエピソードがいくつかあり、家族を大事にしたいと強く思わせてくれる本です。
感動話に弱い夫は他のどんな片付け本にも反応しなかったのに、この本だけは手にとりじっくり読んでいました。
「一気に読んだらもったいないから」と数日に分けて読み、読み終わったら「こういう本ならいくらでも読むから借りてきて!」と。えらく気に入った様子。
私が片付けることに協力も邪魔もしない夫でしたが、この本を読んで以来わりと協力的になってくれてちょっとびっくり。
片付けにまつわる人間模様が、モチベーションアップにおすすめです。
*旧ブログで公開した記事を再掲しました。
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