「ウォーターする」……世界が一変するような気付きのこと。ネットスラング。
元ネタは、戯曲「奇跡の人」
三重苦ヘレン・ケラーに言葉を教えるアニー・サリバン。
ついにヘレンが言葉を理解するクライマックス。
「奇跡」のシーン
ガラスの仮面 12巻より
私が片付けでウォーターした時、ほんとこんな感じだった。
「うおおおおおおおおおおお」って叫んだし。
「うわああああああ!私は自由なんだああああ!!!!」って喜びに震えた。
私が何をしようと、もう誰の許可もいらないのだ
汚部屋の片付けが軌道に乗り始めた頃から、私は毎日毎日、旦那に「○○を捨てたいんだけど、どう思う?」「××の置き場所を変えたいんだけど、いいかな?」とお伺いを立ていた。
根っこにあったのは、
モノを捨てることへの抵抗感、罪悪感。
家の中のモノを動かすことへの不安感。
だから、いちいち旦那に確認していた。
私、悪い事してないよね?
私、気に障るようなことしてないよね?
私、したいことしてもいいんだよね?
旦那の答えはいつも「好きなようにやりな~」なのに。
思い込みの繭が砕け散った
やりたいことをやりたいようにやると、好きな人に責められる。
そんな強固な思い込みが、私にはありました。
過去にあった経験から作られた思い込み。
社会経験が浅かった私を、繭のように包んで守ってくれた思い込み。
成長とともに、窮屈になり、苦しくてたまらなくなった思い込み。
それが、片付けで砕け散った。
私が何をしようと、もう誰の許可もいらない!!
私は自由なんだ!!!!
衝撃、歓喜、大興奮。
急につながって理解できる
詰まりのような、コリのような、流れを邪魔する何かが消えた瞬間、急につながって理解できる。
気付く。開眼する。ウォーターする。
発達障害に限ったことではないのかもしれないけれど、「急に」「一気に」「劇的に」変わるのは発達障害あるあるだと思う。
学習の順番が異なるというか。
レベル1ができてレベル2、レベル3、レベル4ができるようになる。
という風に、多くの人が、順序良く成長していくのに対し、
発達障害の傾向があるとレベル3ができるのにレベル1ができない。
ある部分はプロレベルなのに、それより簡単なはずの部分が小学生レベル。
それが急につながって理解できると、小学生レベルだった部分も一気にプロレベルに成長する。
なんてことがある。
私がウォーターした後もそうだった。
一気に片付けが進んだ。片付けられるようになった。片付けが楽しくなった。
目指すのは
やりたいことをやりたいようにやる。
あの喜び。
感じて欲しい。
好きな人たちを怒らせずに、やりたいことをやりたいようにやれる日。
好きな人たちのために自分を抑えることも、
自分のために好きな人たちを我慢させることもない世界。
好きに生きよう。
好きで生きよう。
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