こんにちは、ライフオーガナイザー®オオノミエコです。
先週土曜のカフェでの片付け相談でも飛び出しました。
お片付けの悩み頻出ワード!
「見えないと忘れちゃうんです」
そうおっしゃるH様。お部屋の写真を拝見し、ヒアリングを重ねます。
そして出たキーワードが「本」
所有物の中で一番多いのが「本」だとおっしゃるH様。
ところが写真に「本」はうつっていません。
「どこに収納しているんですか?」とお尋ねするとベッド下に収納しているとのこと。
オオノ「見えないと忘れるとおっしゃってましたが、本は見えませんよね?」
H様「あ!」
「見えないと忘れるのは当たり前なんです。
見えていないのに、家にある大量のモノを1つ残らず覚えている、忘れることができないのは逆に病的といえます。
H様の『本』のように、収納のルールが決まっていれば忘れても探せるんですね。
片付けられる人たちだって、見えないと忘れます。でもどこに何を置くかルールがあるからすぐに探せるんです」
「なるほど!」
見えないと忘れるのは当たり前です。
片付けられる人たちだってモノ自体を覚えているわけじゃありません。
彼女たちが覚えているのは自分のルールです。
例えば。
家にストックがあるのかないのか、思い出せない。
片付けられない人はとりあえず買ってしまいます。
片付けられる人はとりあえず買うことはしません。
家に帰ってストック置き場を確認したり、在庫メモをチェックしたり、自分なりのルールに則って行動します。
例えば。
数年前に使ったような気がする工具が必要になった!
片付けられない人は探し当てられず、新しい工具を購入します。
片付けられる人は、工具置き場を探します。
同じカテゴリごとにモノをまとめているので、探すのが楽なのです。
ちと極端な表現ですが、片付けられない人は家中全てのモノの中から1つを探します。
(一般家庭3人家族のモノの総数は3000~4000、ミニマリスト5人家族で1700ほどだそうです。テレビの企画で全出ししてた芸能人夫婦2人暮らしの家はちょっと多めの4123個)
片付けられる人は多くても20~30の中から1つを探します。
「『本』と同じように、同じモノ同士、お仲間同士でまとめてあげるとすぐに見つけられるんです。あるのかないのか、忘れてしまってもとりあえず探そう、となるんですね。
だから、忘れていいし、見えなくて大丈夫なんですよ~」
片付けられないですとおっしゃる方でも、片付けられているモノや場所があるケース。
実は多いんです。
ひとりで悩んでいるとできない部分にばかり意識がいって、できている部分をスルーしがちです。
実は私も実家を出る時に洗濯動線を考えて新居選びをしたため、汚片付け前でも洗濯物が散らかることがなかったんです。でも、ずっと「私は片付けられない女だ」と思いこんでました。
片付けられてたのにw
他の誰かのやり方を真似るより、すでにうまくいってる自分のやり方を他の物や場所に広げるほうが、無理なく自然に自分に合った片付けができると思いませんか?
ぐぐったらこんなんありました↓

アメリカとかヨーロッパの家のも見たいなぁ。ないのかな?
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