はじめに
このページでは生活しやすい収納の考え方を解説します。
申し訳ありません。美しい収納を作りたい方向けの情報はありません。
前提として
見た目の美しさよりも、生活のしやすさ、機能性を重視し、毎日のくり返しを楽にする事を目的とする。
- 動線をシンプルに、アクション数を少なく
- 場所の特徴をつかみ、どう使うかを設定する
- 使う場所=しまう場所のゼロ距離収納
考える順番
最初は広く大きく、家全体。
次に各階、各部屋ごとに考えていきます。
配線の都合上、移動できない家電や家具も優先的に。
狭く小さいスペースは後回し。
移動が用意で小さいモノたちは最後にします。
家全体
一番最初にやることは、家の中で人がどう動いているかを見ることです。
これによって「モノを置いてはいけない場所」を特定します。
例えばこのような場所です。
- 通路
- ドア・扉前
- 出入りが頻繁な窓前
各階
戸建ての場合は、各階の特徴や役割を見ます。
1階
2階
3階
納戸スペース
行動動線
複数の場所を行き来する日常の行動動線もチェックします。
- 洗濯動線(洗濯機~干す場所~収納場所=着替える場所)
- ただいま動線(家族ひとりずつ)
- 雑事・書類関係の動線
各部屋
部屋ごとの特徴や使い方を見ていきます。
順番は、
- 名前も用途も明確な場所(トイレ・洗面・風呂・キッチンなど)
- 名前がない部屋(洋室1、和室1、6畳部屋など)
- 名前はあるが用途が曖昧な部屋(ダイニング・リビング・子供部屋)
ダイニングやリビングで何をするか、将来の子供部屋は現在なんのための部屋として使っているか。
部屋をどう使うかで収納も変わります。
また、家族で共有するスペース・個人のスペースを分けます。
収納スペース、造り付け収納、コンセント位置
特徴を見て、使い方や序列を決めます。
ポイントとなる特徴は
- 収納の位置
- 扉の有無、開き方
- 奥行き、高さ
- 利き手や利き脳、身長によるアクセスのしやすさ
家具・収納家具
住む人の行動特性や利き手・身長等に合わせ考えます。
- 動線を邪魔しない配置
- 使いやすい形状や向き
- 視線が集まるポイント
- 見える収納か、見えない収納か
収納グッズ
収納グッズは、最後に決めます。
紙袋や空き箱を使用し、仮置き。
しばらくの間、使い勝手をみて必要なサイズを割り出します。
素材や見た目等が日々のストレスにつながりますので、安易に妥協するのはやめましょう。
終わりに
生活のしやすさを目指す、人の動きを減らす収納の考え方、いかがでしたでしょうか?
ポイントは「家」をみることにあります。
お住まいの「家」をチェックして、家の中で人がどう動いているかを見て、「モノを置いてはいけない場所」を特定してみてくださいね!
チェックして欲しい!という方は

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