こんばんは!ライフオーガナイザー®オオノミエコです。
2017年、前者後者とお片付けで今年一番の発見は、
前者の「できている」は甘い、後者の「できてない」はしぶい
でした。マジびっくりした。
前者後者とは→むかえさんの【保存版】前者後者って?(基本編)
■前者…マルチタイプ(飛ぶ族)
- 多視点&他視点の分散型
- 頭の中が常に複数モニター
- 情報が強制Wi-Fiで入って来る (シャットダウンできない)
- 常に意識がONで引っ込んだことがない
- 「ふつう」「なんで」が口癖
■後者…偏りタイプ(飛ばね族)
- 自己中心の単一集中視点
- 膨大なキャパの単画面システム
- 基本は自分の世界に生息 (引っ込まないとエネルギー切れる)
- 発想が短距離走者的
前者さんとは確認作業を
今まで、前者さんご本人の「やっている」「できている」の意味をきちんと理解できていませんでした。
片付けは目的ではなく手段であると、よく言うのですが「何のために片付けるのか」「何を求めて片付けるのか」がすっぽり抜けた状態で前者さんは片付けている。
目的が曖昧なまま片付けてるんで、ゴールがない。
上手にやっているはずなのに、ちゃんとやってるはずなのに、何度もやってるはずなのに。
満足できない。すぐリバウンドする。
でも、そこまでひどくない。
そこそこ片付いている。
確かに一見すると片付いているんです。
ところが、何のためにそれをやるのか、それをやるとどんな効果があるのか、理解しないままただ片付けているだけなのです。
なぜ全部出すのか。なぜ分けるのか。なぜアイテムの選抜総選挙をやるのか。
全部出すことによって何が起こるのか、分けることによってどんなメリットがあるのか。
深いところ知らない。
意味をわかっていない。
だからいつまでたっても同じ所をぐるぐるぐるぐる回っている。
やればやるほど自信を失ってしまう。
一見問題がないように見える事こそ大きな問題なのだと気付きました。
ご本人からお話を聞いているだけではわからない、問題点が把握できない。
片付いているとご本人が認識している場所やモノでも、改めて一緒に一つずつ確認していくことが重要ですね。
前者さん特有の「自動カテゴリ分け」が片付けられない遠因となっているケースも多いので、じっくり丁寧に2018年は確認していきたいと思っています。
部屋と脳内はリンクしています。
やはりご本人の脳内と部屋のズレを探しあてることが重要ですね。
後者さんめちゃめちゃ片付けられる!
後者さんは「私が思っている以上に、片付けができるんだ!」と認識を改めました。
後者さんが片付けられない、片付けができないとおっしゃるのは、「 世間一般のお片付け」「習った片付け」ができないだけです。
定位置を決め、使った後はそこに戻しましょう。
定数物所有する数を決めてそれを守りましょう。
そういった一般的に教わる前者さん向けの片付けができないだけです。
後者さんには後者向けの片付け方があります。
自分の片付けをやろうと決めていただけると、楽に、あっという間に部屋は片付きます。
ただし、インテリア家美しい収納に憧れている方、理想の部屋を細かく思い浮かべている方
は、がんばって片付ける必要があります。
憧れの空間や理想の部屋が先にあり、それに自分をあてはめようとする。
これは後者の脳内世界とは真逆です。
不自然な状態ですので、片付いた状態をキープするための努力が必要です。
疲れている時や体調が悪い時なんかは乱れます。散らかります。それが自然で当たり前なのです。
理想の部屋をとるか、自分が楽に片付けられる部屋を取るか。
選ぶのはあなた次第です。
2017年まとめ
どうやったらお客さんが片付けられるか、という問いへの答えが出揃いました。
最初はただ部屋を片付けたい!という思いで始めた片付けの仕事。
片付けの仕事が楽しいのは、一人一人みんな違ってみんな素敵な才能を持って、みんな個性的で、普通は~、○○して当たり前でしょ、常識的に、なんて言いながら肩書きの中に埋もれようとする前者さんも、アクの強い個性を持っていると知れること。
強い個性を持っているように見える後者さんも、みんなと同じところで悩んで悲しんでつまづいていたりする。
そんな「個人」「みんな」「集団」「社会」に対する認識が変化していくことがとっても楽しいんです。
来年も、「前者後者とお片付け」で一人でも多くの人の「自分を見つける・自分をつくる」お手伝いをしたいなと思っております 。
ライフオーガナイザーとして日々の暮らしを最適化し、人生の喜びを最大化するためのやり方なんかもお伝えできる講座を開催したいな~と思っています。
来年もよろしくお願いします。
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