やる!と言ったのにやらない。
遊びの誘いに「うん」と言ったのに、どんどん気が重くなっていく。
「ゲームはお預け!やることやってから!」と声に出して誓った舌の根も乾かぬうちにスマホを触る。
はい、どうも。
ADHDタイプのライフオーガナイザー®
オオノミエコです。
自分で決めたことなのに、全然できない。
誰しもあることだと思うのです。三日坊主なんて言葉もあるくらいだし。
ただ、宣言した直後に誓いを破るってのは一般的にはなかなかいないんじゃないかな。自分に激甘だと開き直っているオオノといえども、なかなか萎えるものです。
ADHDを知るまでは、こんな自分の事をダメ人間でお荷物、役立たずで馬鹿なの?病気なの?なんなの?と思ってました。
でも、自分をダメだと思うほど心の中では(そうじゃない。ダメじゃない)っていう反発心もふくらんでいくんです。
ある時は「やればできる子!!!」とテンション高く強気でオラオラするし、ある時は「死ねないかな……」と何もする気になれない。
自己評価が上へ下へと大騒ぎ。気分もコロコロと変わりやすく。メンヘラ全開。
今のオオノしか知らない人は驚くかもしれませんが、「ヤンキーだったの?」と聞かれるくらいすぐにキレてたし、自分にも他人にも手厳しくダメ出ししてました。
ADHDを知って
汚部屋脱出しようとネットで検索しているうちにADHDというものを知ります。
そこで自分が他の人達よりも
- 目の前の刺激に弱い
- (脳のメモ帳)ワーキングメモリがすぐいっぱいになる
- 時間感覚が独特
- 未来予測が苦手
といった特徴があると気づきました。
苦しさの原因はここだったのか、と肩の荷がおりたような気持ちになったことを覚えています。
ADHDタイプなのに、そうじゃない人達と同じような方法でやろうとしていたのが間違いだったのです。
そこで私はこう思いました。

「決めたことをやる」のを諦めよう!
何度も失敗してる時点で、「決めたことをやる」という方法が自分に合わないんだ!って、もっと早く気付けばよかったんですけどね(笑)まぁ、自分を他の人達とおんなじだと思っていましたから。しょうがないwww
ひとりひとりがこんなにも違うんだ!って知ったのもライフオーガナイザー®になってから。30代半ばを過ぎてからのことなのです。どんまーい。
決めずにどうやる?
あらかじめ頭で考えて決めたことをやる。
これが自分には無理なんだと受け入れた私は、自分に合う方法を探すことにしました。
目指すのは「自分が無理なく無駄なく続けちゃう方法」です。
なんのためにやろうとしてるのかの目的をハッキリさせておくことで、無駄なくできます。
無理なくは、実際に試してみないとわかりません。そこで私がやっているのはこれです。
テスト期間を設ける
何事も始める時にはテスト期間を設けます。
主なテスト項目は次の3つ。
- 1日の中でのベストタイミング
- 作業の負荷
- フィニッシュ感
いつやるか
ベストタイミング探しは重要です。
同じ内容のことでも朝やるのと夜やるのでは大違いですから!
まずは大きく、朝・昼・夕・晩と時間帯を変えて試します。
次に、ルーティンとなってる習慣の前後にあてはめて試します。
作業の負荷
自分の能力をすべて把握してるわけではないのですし、その日の体調や疲労度で、
- できると思ってたことができない
- できないと思ってたことができる
どのくらいできるかにはムラがあります。
テスト期間中に、自分の能力を把握し、今後どのくらいの負荷をかけていくかをつかんでいきます。
フィニッシュ感
続けるのにいちばん大事なのはフィニッシュの気持ち良さです。
達成感や満足感といった自分が気持ち良いと感じるポイントを見つけます。
何事も気持ち良ければ続いちゃうんです。
理屈だけでは動けないんです
今わかるのは、決めたことができないのは、ダメ人間だからじゃないってこと。
理屈で自分をがんじがらめに縛って、脅したり泣いたり責めたりして、罪悪感を刺激して、無理やり動かそうとするやり方だったってこと。
これ、誰から学んだやり方かっていうと、親なんですよね~💦
うちの親は理屈で動けるタイプなんだけど、娘の私は理屈では動けないタイプだったのです。
自分の特徴を知ったことで、自分の動かし方も見つけられるようになったわけです。
「正しい方法」が100人中99人に効果があったとしても、自分が効果のない1人だったら。
「正しい方法」にしがみつくのは、今まで費やしてきた時間や労力だけでなく、残りの人生さえも無駄にすることだと思うのです。
他の誰でもない、あなた自身にもっと目を向けてほしいな~と思っています。
自分のことが嫌いなのは、あなたが自分をないがしろにしてるからかもしれません。
「正しい方法」ではなくあなたに合う方法を見つけて、「ああすればよかった」「こうすればよかった」という後悔だらけの日々を卒業しましょう。
自分だいじに。
あ、そうそう。
決めたことを守れないのですから、片付けの正しい方法である「置き場所を決め、それを守る」もできません。
じゃあ、どうしたか。という話はまた別の機会に書こうと思います。
では、また。