ども、オオノです。
現在こちらの本を読んでおります。
発達障害関係の本は、日々更新されてます。
名称がADDだったりAD/HDだったり、ADHDに変わったり。
コロコロと変わるのに、人の何倍も戸惑ったり振り回される人たちを扱ってるのに、ハッキリしない業界だな!!と怒る時もあります。ぷんすこ💢
それだけまだまだわからないことだらけなんだよね~と気持ちを落ち着かせるわけです。
さて。
この本の著者エイメン博士は、脳の血流状態を映像化できるSPECT検査を行って、ADD患者の脳を診断しています。
このやり方、かなりバッシングがあった(今もある?)ようで、博士、相当ご立腹ですw
「脳を見ちゃいけないって、どういうことですか?循環器科じゃ心臓を見る。整形外科でもレントゲンを撮る。われわれが相手にしてるのは、全体の中でもいちばん複雑な器官でしょう。それがどう機能してるかわかりもしないで治せますか?問題の器官を見もせずに治療してるなんて、精神科だけですよ!」
SPECT検査がどうなのか、はわからなくても、この言葉にはグッとくるものがあります。特にここ。
「問題の器官を見もせずに治療してるなんて、精神科だけですよ!」
ほんとそうですよね。
発達障害は今もまだ「本人の甘え」「ワガママ」「親のしつけで」と言われる事がある。
視力が悪い人に、裸眼で過ごせなんて言うだろうか?
眼鏡は甘えか?
本人の心がけを変えたら、モノは見える?
親のしつけでモノが見えるようになる?
脳についての研究が他の器官と比べて遅れているからだろうと、わかっていても歯がゆい。
もっともっと脳研究が進んで、偏見や誤解を笑い飛ばせる日が来ることを望む。
さてさて、本題。
みなさんは、こんな経験ありますか?↓
ADD の人々には、本人が必死になって力めば力むほど結果はかえって悪くなる人が多い。脳の画像を調べるとそれがよくわかる。ADD の人々の場合、集中しなくてはと思ってがんばると、脳の中の、集中や注意、持続を司る部分は、逆に活動を停止してしまう。つまり、かんじんなときにかぎって働かないのである。
オオノはめちゃめちゃあります。
「集中するぞ!」「ちゃんと先生の話を聞くぞ!」と思う時ほど、できない。ぼーっとしてしまう。
できなさに焦って、より強く「集中!!!」「話を聞く!!!」と力む。ますますできなくなる。
プレッシャーをかけられるとぼーっとしてしまうんですね。
かつて私の担当していた患者に、造船所で溶接工をしている人がいた。彼の話では、上司に「しっかり頼むぞ」と言われると、いくらがんばっても仕事の質が落ちてしまうのだという。逆に、「なかなかのもんじゃないか」と言われると、どんどんはかどるとのことだった。ADDをもつ人を使うときは、プレッシャーをかけるより、ほめたり励ましたりする方がずっと役に立つ。
部屋の片付けに関しても「人生最後のお片付け!」って意気込むと逆効果ってことです。
お客さまは、片付けられないという悩みから1日でも早く抜け出したいと、相談して来られる方が多いです。
でも、プレッシャーや気合が逆効果になるタイプのお客様には、
「そんなに意気込まなくても大丈夫ですよ。片付けは少しずつでも続けていけば、いつか終わります。1年ぐらいかけるつもりで、片付け以外の事も楽しんでください」
「片付けが終わったらやろうと思ってること、先にやっちゃってください」
といった言葉がけをしています。
片付けは、「いつも一緒にいる友達だったのに、気付いたら恋に落ちてた❤」みたいなノリで。
あ、そうそう。
脳が他の人達と違うからといって悲観したり絶望するのは、時期尚早です。
その理由の1つがこれ。
人間は練習次第で、脳波のパターンを自分の意志で変えられるようになる
(略)
自分の精神状態を自分で変えられるなんて、すごい話ではないか?
怪しいな、と思った方は焦った時の「深呼吸」から始めて下さい。興味がある方は「瞑想」や「ヨガ」をどうぞ。
脳も体の一部ですから。
トレーニング次第で使い勝手が良くなります。
脳の研究はまだまだこれから!有益な情報がこれからもっともっと出てくる!
そう信じてできることをやっていきましょう!
では、また。