「捨てる片付け」とは、こんまりさんのときめきお片付けメソッドややましたひでこさんの断捨離が代表的で、主なコンセプトは
自分にとって価値あるモノを選び
自分にとって価値のないモノを捨てる
ということです。
「何が好きか」「何を大切に生きるか」といった自分の好みや価値観と向き合う片付け術で、自己啓発的な意味合いも持ちます。
めっちゃ悩みます(笑)
自分で正解を決めなくてはいけないからです。
誰かや何かに決められた正解ではなく、自分で決める正解。
難しいです。めんどくさいです。
頭と心に大きな負荷がかかります。
片付けプラミッドの下にいけばいくほど個人差がうまれ、主体的な選択と決断が必要不可欠になります。
片付けピラミッドについてはこちらの動画もしくは
もしくはこちらのページをご覧ください↓

ではなぜ、このように「難しい片付け」である「捨てる片付け」が大流行したのでしょうか。
「捨てる片付け」が大流行する前のトレンド
片付け術の主流は、空いた隙間に工夫して、たくさんモノをおさめる「埋める収納」でした。
「捨てる片付け」はこの「埋める収納」へのアンチテーゼの意味があったのだと思います。
片付けるために収納家具やグッズを買う。
その収納家具やグッズが、ゴミやガラクタと化す。
今でもよくある光景ですが、当時は今よりもっと片付けるためにまず収納家具やグッズを買うという人が多かったのではないのでしょうか。
そこで「まずはモノの整理から。収納家具やグッズを買うのは後にしましょう」という流れができたのだと思います。
この頃、私はまだ片付け業界にいなかったので推測なのですが。
2000年 辰巳渚『「捨てる!」技術』が出版され、
2002年 カレン・キングストン『ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門』
この頃から「捨てる」「減らす」「ミニマリスト」方向へとシフト。
そして、
2009年 やましたひでこ『新・片づけ術「断捨離」』
2010年 近藤麻理恵『人生がときめく片づけの魔法』
2011年「捨てる片付け」大流行に!
モノがなかった時代の教えを、モノが余る時代まで引きずり続けました。そして、モノに飽きた現在「手放して身軽になろうよ」というメッセージが多くの支持を集めた。納得の流れです。
あれから約10年。
「捨てる片付け」ですんなり片付けられた人はいいのですが……。
「片付けたい」→「でも捨てられない」→「片付けられない!」のループにハマっている人も多いのではないのでしょうか。
片付けるためには「捨てるしかないっ!」と洗脳されていませんか?
そんなことはありません。
収納づくりから始めるお片付けのススメ
捨てようとすると迷ってしまって動けなくなる方でも、出したり戻したりが楽な収納づくりならさくさく動けます。
基本ルールは1つだけ。
「使う場所=しまう場所」
です。
捨てられない……でも、捨てなくちゃ……のループから抜け出して、今すぐできる簡単なお片付けを始めてみませんか?

最後までお読みくださりありがとうございました!
では、また。(^-^)/
オオノでした。
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