感想「老前整理」

老前整理。

文字通り老いる前に整理することですが、よく聞く遺品整理や生前整理との違いはなんでしょうか。

遺品整理とは、自分が死んだ後に誰かがやる
生前整理とは、残される家族のために準備しておくこと(財産や税金対策など)

老前整理とは、いまの自分のために気持ちや暮らしをすっきりすること。未来志向の片付けである。

 

「減らす」とは判断すること。
判断の中には自分にとって何が大切で、自分はどうしたいのか、までが含まれます。

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本書の中でも出てきますが、遺品整理に苦労すると「自分はこんな迷惑かけたくない」と思う方が多いようです。
私は幸いまだ遺品整理を直接やったことはありません。
間接的に目の当たりにしたのは夫の祖父母の遺品整理。

私と同じくアラフォーの友人は本人も親戚もコレクター気質なようで、亡くなった叔母さん(独身・人形コレクター)の遺品整理がなかなか進まない、業者の見積もりでは数百万かかるとぼやいていた。

苦労している人が多い中で、私の祖母は見事に整理した人だった。
死ぬ前にはもうぼけていたのだけれど、老人ホームに入る前にきちんと物の整理をし、

遺影用のお気に入り写真
死んだ時に着るためのお気に入りの浴衣

この2つを選び、娘(私の母)にしまってある場所を伝えていた。
祖母自身が選んだ遺影は身内ながらとても綺麗なものだった。
式に参列した人が口々に「あら、おばあさんこんなに綺麗だったのね」と言うのが印象に残った。

私もとびっきり綺麗な写真を遺影に選ぼうと思っている。

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第一章は老前整理と言う言葉の説明、セミナー受講者の感想や体験談の紹介など。

第二章からはさっそく実践スタート。
現状把握・片付け後の(ゴール)イメージ・大切なモノはなにか、などを文章化していきます。

ここらへんは他の片付け法(ライフオーガナイズ・美的収納など)と同じですが、「老前整理」らしい発想だなと感じたのが、自分史年表を作って過去と向き合う部分。

確かに、老前整理をしようという人たちにとっては過去の記憶や思い出もてんこ盛りですよね。

この作業でひとつ見えてくるのは、過去と未来は連続しているということ。そうして、少しずつこれまでのご自分と深く向きあう準備をしていただきます。

他にも、リバウンドを防ぐために、一気にやらずに自分のペースでできる範囲で少しずつと推奨しています。

第三章は応用編。
第四章は変化した日本人の生活について等、筆者の考えが書かれています。

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筆者の坂岡さんの活動は講演・セミナー・ワークショップなどで実際にクライアントの家に行って老前整理のお手伝いはしていないようだ。
だからなのか、老前整理の現場の様子が見えてこず、よくあるセミナー受講者の感想文ばかりといった印象。
介護の現場の描写が良かっただけにちょっと期待はずれ。

人生の節目に物の整理をする。
提唱している内容にはうんうんとうなずくばかり。
でも、せっかく「老前」とターゲットしぼっているなら文字サイズもう少し大きい方が良かったんじゃないかなぁ。

旧ブログで公開した記事を再掲しました。

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〆のご挨拶

オオノミエコでした。


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